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矯正治療の方法

 

当診療室の治療方法および治療手順をご説明いたします。  

 
大人(中学生以上)の矯正治療の方法
 

 この時期の矯正治療は、「混合歯列期の矯正治療(5歳〜10歳)」までの矯正治療とは違い、最終的な矯正治療になります。一度治療をしてだめだから再度治療をするのでは患者様が非常に負担になってしまいます。そのために、審美的な面と機能的な面(咬合)の両方が改善されなくてはなりません。
 当診療室の矯正治療の考え方は、患者様が矯正治療中に心理的に負担が少なく、いかに楽に治療を進行させ最良な治療結果を得る事ができるか。に重きをおいております。そのために検査による詳細な資料が必要となり、それらを分析し複数の治療計画を立案し患者様と話し合いの上、患者様にとって最良な治療計画を決定します。その結果、歯を抜いて治療を行う症例も少なくありません。もちろん、11〜12歳までの成長過程における患者様の成長発育を利用できる症例は最大限にそれを利用しますが。下記に代表的な症例をあげてみますと

 

1、八重歯のある症例

2、前歯が非常にでこぼこに並んでいる症例

3、上の前歯が下の前歯に比べ非常に前方に出ている症例(お口を閉じるのが困難)

4、下の前歯が上の前歯に比べ非常に前方に出ている症例

などとなります。症例のページをご参考になさってください。

 良く聞きますのは、「一本も歯を抜かずに矯正治療を行います。」というフレーズです。そのような方針で治療された後の歯並びを見る機会が時々ありますが、口元の突出感が治ってないなど矯正歯科医として納得できない治療結果であることが多いです。歯を抜くことはネガティブなことではなく、より機能的な、あるいは審美的な治療結果を出すための一つの治療方法の選択肢といえます。

 

治療手順
 

1、上顎の歯全てに矯正装置を装着し、個々の歯を綺麗に並べはじめます。

2、抜歯症例なら歯を抜歯し、前歯を抜歯された方向に移動を開始します。

3、下顎の前歯以外の歯(犬歯から後ろの歯)に矯正装置を装着し個々の歯を綺麗に並べはじめます。

4、抜歯症例なら歯を抜歯し、前歯を抜歯された方向に移動を開始します。

5、抜歯されたスペースを閉鎖後、咬合器に上下の模型を装着し噛みあわせ時のチェックをし、仕上げにはいります。

6、上下の全ての歯が正しく咬み合うようにして終了します。

7、矯正装置を撤去し、保定装置を装着し保定期間に移行します。

 

 
子供の矯正治療
 

 当診察室では、子供の矯正治療とは乳歯と永久歯が混在する混合歯列期をあてはめます。年齢的には、5,6歳ぐらいから10歳ぐらいまででしょう。

 治療方法としましては、この年齢のお子様にまず考えなくてはならないことは口腔衛生のことでしょう。と、言いますのは口腔衛生状態がこの年齢のお子様はけっして良好ではないからです。それは、歯磨きが不充分だからです。それを考慮して矯正装置を選択しますと固定式の矯正装置よりも着脱可能な矯正装置が選択されます。その理由は、食事の時とはみがきの時には矯正装置はなく今までと同じように歯磨きができるからです。また、子供の矯正装置にかぎっては着脱可能な矯正装置の中には学校に行くときには装着しなくてもかまわない物もあり、固定式の矯正装置では治りにくい症例でも着脱可能な矯正装置なら治しやすいことも多々あります。

良くある症例を挙げてみますと

1、上の前から2番目の歯が裏側にはえてしまった症例

2、上の1番前の歯が1歯だけ裏側にはえてしまった症例

3、上の前歯4本が下の前歯よりひっこんでいる反対咬合(受け口)の症例

4、一番奥の乳歯が虫歯で本来よりも早い時期にぬけてしまい永久歯の6歳臼歯が本来の位置より手前にはえてしまった症例

5、顎の大きさが小さいために歯が並びきらずに八重歯になりそうな症例

以上着脱可能な矯正装置で治る症例の代表的なものをあげてみました。

1〜3の症例は、裏側から細い針金で押す装置で改善されます。(左側の写真)

4ならびに5の症例は、ネジを用いて6歳臼歯を後方、つまりのどの方に移動させて改善します。(右側の写真)

子供の矯正装置1

子供の矯正装置2

 

もしも、放置され改善されなければ将来大人の矯正治療で間違えなく歯を抜いて治すことになったでしょう。

 これらの症例は、当診療室ではほんの一例です。しかし、早い時期に拝見する事で将来の適切な時期に簡単な治療ですんだり、将来矯正治療が必要でなくなることもあります。

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